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オメガ シーマスター300 初代モデルを復刻したダイバーズウォッチ
2021-03-30
オメガ シーマスター300とは
シーマスター300は、1957年に登場した初代シーマスターを復刻したモデルです。2014年にリリースされ、発売当初から非常に高い注目を浴びました。
黒ベゼル×黒文字盤というシンプルなデザイン、視認性を優先したインデックスや太めのアロー針。
時計として高い実用性を持つことはもちろんのこと、古き良き時代を感じさせるヴィンテージなデザインが高く評価され、今ではオメガのフラグシップモデルの一つにまで上り詰めています。
セラミック製パーツや最新ムーブメントを採用
2014年に登場した「シーマスター 300 マスター コーアクシャル」は、最新時計のファンも、過去の時計のファンも狂喜させる逸品です。
その外観は、1957年に登場したオメガのダイバーズウォッチ「シーマスター 300」の忠実な復刻になります。オメガの伝統的なダイバーズのスタイルのまま、インデックスのカラーもヴィンテージ風にする一方、ベゼルの素材はセラミックとし、耐久性も抜群になります。しかも、メンテナンスサイクルの長い独自のコーアクシャル脱進機に1万5000ガウス以上の耐磁性能を持たせた最新の技術的成果である自社製ムーブメントを搭載……「伝統と最新技術の融合」が文字通りに実現しています。
シーマスター 300 マスター コーアクシャル
ケース|ステンレススチール
直径|41mm
ムーブメント|自動巻き(Cal.8400)
パワーリザーブ|60時間
ストラップ|ステンレススチール
防水性|300m
価格|63万円
近年あらゆるブランドから復刻モデルが発売されていますが、大人の色気を感じさせるという点においてシーマスター300は業界屈指のモデルだと言えるでしょう。
現代のトレンドとは異なったクラシカルな雰囲気を持ち、スーツスタイルと合わせやすいとビジネスパーソンから大きな支持を集めています。
派生モデルとして発売された『007 スペクター』のスペシャルエディションや「シーマスター60周年」記念モデルにもこのデザインコードが採用されており、いかにオメガにとって重要な存在であるかがおわかり頂けるでしょう。時代を超えて価値あるデザインは普遍的で、飽きが来ないというのも嬉しいところですね。
また、デザインのみならず機能性においてもシーマスター300は優れています。
ダイバーズウォッチとしての300m防水性能はもちろんのこと、ムーブメントには15,000ガウスの耐磁性、高い耐久性、そして信頼性を誇るマスターコーアクシャルを搭載していることがミソ。
ブレスレットも腕にしなやかに巻きつく設計となっており、こちらも高い評価を得ています。
オメガ シーマスター300の魅力
前述の通り、シーマスター300はデザイン・機能・価格、全てにおいて完成された時計です。
オメガの人気モデルにおいては毎年上位に食い込んでおり、世代を問わず愛されていることが伺えます。
特にデザイン面においてはオメガの中でも強い個性を持つので、見た目重視で時計を選ばれる方には有力な選択肢となるでしょう。
ヴィンテージなデザイン
シーマスター300がこれ程までに支持を集めるのは、なんと言ってもデザインの美しさです。
シーマスター300シリーズはどのモデルも1950年代当時のヴィンテージな意匠をもち、現行品とはまた違った魅力を備えます。
これは何度かご紹介しているように、初代シーマスターを忠実に再現しているため。
※初代シーマスター(画像出典:https://www.omegawatches.jp/ja/watches/seamaster/seamaster-300/the-collection/product)
現在、ヴィンテージなデザインは一つのトレンドです。しかしながらこのようにもともと1950年代当時に製造していたモデルを復刻できると言うのは、歴史あるブランドだけに許された特権です。さらに言うと1950年代当時からダイバーズウォッチでありながらもシンプルに纏められたダイアルデザイン…既に完成された当該モデルを踏襲しているだけあり、シーマスター300が見事でないはずがありません。
そのデザイン評価はすこぶる高く、オメガを初めて買う方からもよく選ばれます。
文字盤だけでなく、目盛りを設けすぎないシンプルなベゼルも人気の秘訣。ケースサイズも38mm〜41mm程度(基幹モデルの233.30.41.21.01.001は41mm)とスタンダードなサイズ感となってり、ディティールに関してもやはり見事と言えますね。
時計全体から放たれる古き良き名作の風格こそが、シーマスター300が幾度も人気No.1に選ばれる理由なのでしょう。
機能的なコーアクシャルムーブメント
前項でもご紹介しましたが、コーアクシャル機構はオメガにしか採用されていない画期的なムーブメントです。
同機構が搭載されたムーブメントはパーツの摩耗を最小限に抑える設計が施されており、他社のムーブメントよりも遥かに壊れにくいムーブメントに仕上がっています。
通常機械式時計は3年~5年に一度オーバーホール(分解掃除)をする必要がありますが、なんとコーアクシャル機構ならば8年~10年に一度と約2倍長持ちします。
ランニンングコストを抑えることができるため、時計ファンから絶大な支持を集めています。
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
なお、シーマスター300にはコーアクシャルの上位機構「マスターコーアクシャル」が搭載されています。
マスターコーアクシャルは耐磁性能を強化したコーアクシャル機構で、1000ガウスの耐磁性能をもつコーアクシャルに対し、マスターコーアクシャルの耐磁性能は15000ガウス。およそ15倍の耐磁性能を誇ります。
腕時計は常に「磁器帯び」の危険性がありますが、マスターコーアクシャルならばPC作業が多いエンジニアの方でも安心して時計を装着することが可能です。
出典:https://www.omegawatches.jp/ja/
2021年にはコーアクシャル機構の最上位「マスタークロノメーター」を搭載した新作モデルも発表されました。
マスタークロノメーターは15000ガウスの耐磁性能はそのままに、精度に関してもスイスクロノメーター検定協会(C.O.S.C)による精度認定をパスした高精度が実現されています。
スペックがさらに向上したことで、機能性に関して更に死角のないモデルになっています。